この工事で行うこと
組積は、浴室の立ち上がり、防水の段差、間仕切り、浴槽側面をレンガとモルタルで作る工事です。小さな構造物でも、防水、左官、タイルの基準線になるため、位置、垂直、目地の充填、既存躯体との結束が後工程まで影響します。

検討したいケース
浴室の立ち上がり、防水段差、浴槽の側面壁、キッチンや浴室の間仕切りが必要な場合に行います。給排水管、水栓、排水口、ドア開口、完成タイル厚を先に確定してください。硬化後の移動は解体と再施工になります。
最初のレンガを積む前に
レンガの寸法ではなく、設備と完成面から仕上がり寸法を決めます。
- 立ち上がり、防水段差、浴槽側面、間仕切りの長さ、高さ、厚み
- 配管、水栓、排水口、ドア、衛生器具、家具の位置
- 背の高い間仕切りを既存躯体へ結ぶアンカーと補強
- 目地の充填、溝、貫通部、防水段差の処理
- 左官、防水、接着剤、タイルを含む完成厚み
見積書で確認すること
組積する部分ごとに寸法と施工内容を分けて確認します。
- 各部分の位置、寸法、レンガ種類、数量が記載されていますか。
- 下地清掃、湿潤、墨出し、基準線の設定が含まれていますか。
- 必要なアンカー、鉄筋、既存躯体との結束が含まれていますか。
- 目地の完全充填と防水段差の近接補修が含まれていますか。
- 垂直、水平、養生、防水前の検査が含まれていますか。
水まわりの図面、見積書、施工写真があれば、寸法、設備との干渉、補強不足を一緒に確認できます。
現場で確認する順序
組積面は次の工事の形そのものです。完成面から位置を出し、躯体へ結び、開いた目地を防水で隠さないようにします。
- 資材搬入・下地準備完了

指定したレンガとモルタルを搬入し、下地を清掃して湿らせ、水平と垂直の基準線を出します。配管、水栓、排水口、ドア、防水とタイルの厚みをレンガ位置と再確認します。 - 組積施工完了

縦目地が続かないように積み、目地へモルタルを最後まで充填します。背の高い間仕切りは指定アンカーで既存躯体へ結び、設備を塞がずに立ち上がりと防水段差を所定高さで作ります。 - 垂直・目地・養生検査完了

モルタルを直せる間に垂直と水平を確認し、防水段差の目地にピンホールがないか近くで見ます。急乾燥と荷重を避けて養生し、確定寸法を防水と左官へ引き継ぎます。
不具合が起きやすい場所

- 垂直がずれた組積面 基準を超える傾きは、後の左官とタイルにも伝わり、完成面の段差が大きくなります。
- アンカーのない高い間仕切り 既存躯体に結ばれていない壁は、衝撃や荷重で不安定になるおそれがあります。
- 防水段差のピンホール モルタルが詰まっていない目地は、後の防水層の下へ水が回る経路になります。
- 急乾燥したモルタル 直射日光や強風で水分が早く抜けると、接着強度が下がり、ひび割れが出ます。
タイル接着剤で直すという理由で傾いた組積面を受け入れないでください。硬化前に基準線、目地、補強、設備との取り合いを確認します。
墨出し寸法、設備位置、アンカーと目地の写真、防水段差の近接写真、垂直と水平、養生日を残してください。
工期と残す記録
現場作業の目安は約8〜16時間です。施工箇所の数、補強、設備調整、搬入条件で変わり、次の荷重や仕上げまで24時間以上の養生が必要な場合があります。
各部分の寸法、レンガとモルタル、アンカー位置、設備との間隔、充填した目地、防水段差、垂直と水平、養生条件を記録します。
組積は給排水位置から始まり、防水、左官、タイルの下地になります。前後の工程を一緒に見ると再施工を減らせます。
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