工事の概要
配管テストと埋設仕上げは、新しい給排水管を壁や床へ隠す前の承認工程です。水圧、通水、逆流を調べ、水栓接続と配管を固定し、防音と保温を施して、見えなくなる経路を記録します。

この工事が必要な場合
給水管や排水管を新設または延長した場合は、床下地、防水、タイルで隠す前に試験と記録が必要です。露出した接続部だけの交換でも範囲に合う漏れと通水確認は必要ですが、全体の保持試験と同じ内容を一律に当てはめる必要はありません。
合格基準を決めること
試験範囲、方法、埋設を承認する担当者を先に決めます。
- 試験する給水と排水の区間、すべての仮キャップ
- 開始圧力、保持時間、合格基準
- 排水の通水と逆流を確認する方法、対象となる排水点
- 水栓エルボと排水口を合わせる仕上げ壁と床の基準
- 補修、再試験、写真、埋設開始を承認する担当者
見積書で確認すること
他の配管工事へ埋もれず、試験が成果物として分かるか確認してください。
- 圧力計とポンプを使う給水管試験は含まれていますか。
- 排水の通水と逆流確認は別に行いますか。
- 水栓エルボ、配管固定、排水管の防音、貫通部の充填は含まれていますか。
- 結露と凍結の恐れがある区間の保温範囲は書かれていますか。
- 不合格時の補修、再試験、写真の引き継ぎは含まれていますか。
試験記録や埋設前の写真があれば、次の工程へ進める状態か一緒に確認できます。
現場で確認する順序
配管テストは完成品を見る最後の確認ではなく、隠してよいと判断する手続きです。圧力、排水、固定、保温、記録がそろってから壁と床を閉じます。
- 水圧テストを完了

給水管を合意した圧力まで加圧し、24時間にわたり圧力計と全接続部の水分を確認します。複数の器具位置から排水管へ水を流し、詰まり、逆流、接続部の漏れを区間ごとに記録します。 - 配管固定と防音処理

水栓エルボと配管を手で押しても動かないよう固定し、排水管は通水時に構造体へ当たらないよう支持します。まだ点検する接続部を充填材や防音材で隠していないかも確認します。 - 埋設・保温・記録を完了

外壁や非暖房空間の配管を結露と凍結の条件に合わせて保温します。圧力計、接続部、全経路、基準寸法を撮影し、防水と床下地の担当者へ埋設可能な状態として引き継ぎます。
不具合が起きやすい場所

- 試験していない接続部 小さな漏れを加圧試験なしで隠すと、床下地と仕上げを撤去して補修することになります。
- 水栓エルボの位置 深さや角度が仕上げ基準と合わないと偏心金具が増え、水栓の傾きと漏れの危険が高まります。
- 排水管の防音 防音材が抜けたり途切れたりすると、給排水音が壁と天井を通して大きく伝わります。
圧力が下がっても配管漏れとは限りません。圧力計、ポンプ、仮キャップを確認し、区間を分けて同じ条件で再試験します。
圧力計の写真1枚だけでは埋設位置を確認できません。全経路、基準寸法、水栓エルボ、排水口、防音、保温を部屋ごとに受け取ります。
工期と残す記録
固定、防音、保温、埋設準備には約8〜16時間を見込んでください。加圧保持は別に確保します。補修と再試験があれば、防水と床下地の開始も調整します。
試験区間、開始と終了の圧力、保持時間、通水と逆流、補修と再試験、水栓エルボと全経路の寸法、防音と保温の写真を保管します。
試験前の配管と試験後の防水、床下地を見ると、この承認を省略できない理由が分かります。
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