深い窓台が影を残す白いリビング
リビング (Minimal)
深い白い窓台と壁の後退した線が遅い光を受け、小さなリビングに前後の距離をつくります。低いクリームのラウンジチェアと壁に入った木質棚が、大きな装飾なしで窓辺の影を読ませます。
色構成
まず、この空間を形づくる色の組み合わせから整理します。
基調色#EEEAE2
補助色#C5A06B
差し色#5A4636
ムード
全体の雰囲気は、次の言葉で表せます。
ミニマル明るさ落ち着き
空間プロファイル
家具の配置、光、動線は次のように構成されています。
- 空間リビング
- 配置軸深い窓台から白いラウンジチェアと小さなテーブルを通り、埋め込み棚へ続く短い滞在の軸
- 焦点壁の厚みがつくる深い窓の開口と、床に落ちる四角い昼光の影
- 光左の窓からの直射光が開口の深さを強調し、天井光が部屋の残りを補う
- 主要な面ウォームホワイトの壁と窓台、ライトオークの床、白いブークレ椅子、濃いウォールナットのニッチ棚、陶器とガラスの小物
- 家具密度椅子一脚、小さなテーブル、埋め込み棚だけの非常に低い密度
- 空ける場所窓から棚までの中央床を広く空け、椅子へ近づく動きと光の境界を見せる
再現の要点
似た雰囲気をつくるときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- 窓を壁の奥へ引き込み、開口の厚みと窓台、そこから生まれる四角い影を部屋の主役にする。
- 窓へ向けた読書椅子を一脚だけ置き、光の面を家具で遮らず、一人の滞在先として定める。
- 小さな棚を壁の中へ納め、少数の小物を見せながら淡い壁からの出っ張りをなくす。
- ライトオークを床に広く通し、白い部屋に足元の温度を与え、光の変化を受ける面をつくる。
- 中央床に家具を増やさず、日なたと影の境界が時間とともに動く様子を残す。
自宅への取り入れ方
ご自身の空間に取り入れる際の条件と、この雰囲気をつくる素材もまとめています。
- 確認する条件
- 直射光で布、木、書籍が早く色あせる
- 調整の方向
- UVカットのレースや時間帯の遮光を使い、椅子と本を強い光線から少し離す。
- 確認する条件
- 深い窓台の小物が開閉や清掃を妨げる
- 調整の方向
- 開閉窓の前は低く空け、固定窓側だけに小物をまとめて取手と排水の余地を残す。
- 確認する条件
- 椅子、窓台、棚の間で座る・立つ幅が足りない
- 調整の方向
- 中央の空き床を守ることを優先し、椅子の奥行きとテーブル径を先に抑える。
- 確認する条件
- 棚に物を増やして影と白い壁の均衡が崩れる
- 調整の方向
- ニッチの用途を一つに決め、軽い小物や本を少数だけ置く。
ムードボード
この雰囲気をつくる素材と仕上げを、部位ごとに整理しました。
壁・開口・椅子
- 素材の種類
- 塗装壁・ブークレ張地
- 色・トーン
- ウォームホワイト #EEEAE2
- 質感・仕上げ
- 平滑壁・ブークレマット
- 役割
- 光と影の境界を見せる静かな器
- 確認すること
- 直射光でのまぶしさ、黄変、張地の手入れを確認する
床・小テーブル
- 素材の種類
- 木質床・テーブル
- 色・トーン
- ライトオーク #C5A06B
- 質感・仕上げ
- 細木目マット
- 役割
- 動く光を受ける温かな水平面
- 確認すること
- 紫外線、傷、熱、椅子脚、窓台との納まりを確認する
埋め込み棚
- 素材の種類
- ウォールナット木質棚
- 色・トーン
- ダークウォールナット #5A4636
- 質感・仕上げ
- 深い細木目の半艶
- 役割
- 壁の中に収めた暗い基準点
- 確認すること
- 棚の荷重、ほこり、小物の転倒、手の届く高さを確認する
深い窓・カーテン
- 素材の種類
- 窓ガラス・レースカーテン
- 色・トーン
- クリア・ソフトグレー #C8C9C4
- 質感・仕上げ
- ガラス・細かな織り
- 役割
- 直射光と外の景色を室内の影へ変換する
- 確認すること
- 遮光、プライバシー、結露、開閉、ガラス反射を確認する
天井・窓台
- 素材の種類
- LED照明
- 色・トーン
- ニュートラルウォーム #D7C3A0
- 質感・仕上げ
- 拡散ダウンライト
- 役割
- 昼光が弱い時間にも椅子と棚を低く読ませる
- 確認すること
- 自然な影を消さず、本に反射を出さない明るさを確認する
似た雰囲気を比べたいときは、下の空間も見てみましょう。色や家具の組み合わせの違いを確認できます。





