粗いコンクリートの質感とダークウッドが調和するインダストリアルなリビング
リビング (インダストリアル)
粗いグレーの壁、ダークウッド、ブラウンレザーでインダストリアルな印象をつくったリビングです。あたたかい照明と低い家具が重めの素材感をやわらげ、窓まわりとラグで座る範囲が見えやすくなっています。
色構成
まず、この空間を形づくる色の組み合わせから整理します。
基調色#5B5A55
補助色#3F2D20
差し色#6E8A65
ムード
全体の雰囲気は、次の言葉で表せます。
インダストリアル深い色調あたたかい
空間プロファイル
家具の配置、光、動線は次のように構成されています。
- 空間インダストリアルなマンションリビング
- 配置軸左に革ソファ、右に長い暗色メディア線を置き、背後のバルコニー側を開ける
- 視線の中心粗いグレー壁と暗い木のメディア収納がつくる一続きの重い背景
- 光バルコニーの昼光が暗い壁と革を逆光で拾い、埋込照明が夜を支える
- 主な面粗いグレーコンクリート壁、暗い板床とメディア収納、ブラウン革ソファ、黒枠ガラス、細い金属テーブル、グリーン
- 家具密度低い中密度。ソファ、収納、テレビ、細いテーブルを端に置き中央の床を見せる
- 動線・余白中央の長い通路とバルコニー側を空け、重い壁を塞がった廊下ではなく背景として読む
再現の要点
似た雰囲気をつくるときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- 一面の壁を粗く暗く保ち、飾りではなく質感そのものにインダストリアルの個性を担わせる。
- メディア収納を低く暗く壁沿いに通し、テレビの下に高さを足さず木目で重さをつくる。
- 座る場所にブラウン革を使い、コンクリートに滑らかで温かな触感を対比させる。
- 細い黒金属のテーブルを選び、重い壁と競合せず中央に機能線だけを置く。
- 昼光のあるバルコニー側にグリーンを置き、硬い素材の面を葉でやわらげる。
自宅への取り入れ方
ご自身の空間に取り入れる際の条件と、この雰囲気をつくる素材もまとめています。
- 確認する条件
- 粗い壁に埃がたまり、補修しにくい。
- 調整の方向
- 手入れできる仕上げ、補修材、触れる端部の掃除方法を先に決める。
- 確認する条件
- 低い収納内でテレビや機器が熱を持つ。
- 調整の方向
- 通気、配線、点検口を設け、視線の高さを上げずに熱を逃がす。
- 確認する条件
- バルコニーの直射で革が退色・過熱する。
- 調整の方向
- 調整できるシアーを使い、実際の陽射しに合う革仕上げを選ぶ。
- 確認する条件
- 金属テーブルとソファが中央の動線を閉じる。
- 調整の方向
- テーブルの張り出しを抑え、座席、収納、ガラスの間に帯状の通路を残す。
ムードボード
この雰囲気をつくる素材と仕上げを、部位ごとに整理しました。
粗いコンクリート調壁
- 素材の種類
- コンクリート調鉱物仕上げ
- 色・トーン
- ダークコンクリートグレー #5B5A55
- 質感・仕上げ
- 粗いマット質感
- 役割
- 飾りを足さずインダストリアルの背景をつくる。
- 確認すること
- 埃、補修、斜光の影、湿気、タッチアップを確認する。
暗い木のメディア収納
- 素材の種類
- 濃色木製収納
- 色・トーン
- ディープウォールナット #3F2D20
- 質感・仕上げ
- 低光沢木目・平板
- 役割
- 低い高さで重い壁の線を延長する。
- 確認すること
- 通気、配線、扉、壁固定を確認する。
ブラウン革ソファ
- 素材の種類
- 革張り
- 色・トーン
- ウォームブラウン #6D452D
- 質感・仕上げ
- 滑らかな自然な革目
- 役割
- コンクリートに触れる柔らかな座面を加える。
- 確認すること
- UV、手入れ、縫い目、クッション、換気を確認する。
細い黒金属テーブル
- 素材の種類
- 粉体塗装金属・木天板
- 色・トーン
- 黒とスモークオーク
- 質感・仕上げ
- 細い金属線とマット天板
- 役割
- 重さを増やさず中央に使える線を置く。
- 確認すること
- 転倒、端、錆、床保護、通路を確認する。
黒枠ガラスとグリーン
- 素材の種類
- アルミガラス・室内グリーン
- 色・トーン
- 黒枠と葉色 #6E8A65
- 質感・仕上げ
- 細い金属線と葉の質感
- 役割
- 暗い素材に昼光と生きた余白を加える。
- 確認すること
- 開閉、排水、結露、眩しさ、通路を確認する。
似た雰囲気を比べたいときは、下の空間も見てみましょう。色や家具の組み合わせの違いを確認できます。





