この工事で行うこと
冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、テレビ、浄水器を、完成した住まいへ傷を付けずに搬入して配置し、電源、給排水、壁固定を仕上げます。確認方法は製品ごとに違います。扉の動き、通風、水平と振動、漏水、壁の支持、点検空間を実際の使い方で試します。

検討したいケース
床、壁、家具の仕上げ後、入居前に大形家電を搬入するときに行います。冷蔵庫置場や洗濯機置場は、本体幅だけで判断できません。扉と引き出しを開く余地、プラグと止水栓へ再び手が届く空間、熱と振動を逃がす間隔も必要です。
搬入前に決めること
家電一覧を作り、製品ごとの搬入経路、使用空間、必要設備を図面へ表示します。
- 玄関、エレベーター、廊下を通る梱包寸法と回転空間、床と扉枠の連続した養生
- 冷蔵庫と衣類ケア家電の扉方向、壁と家具の余地、通風、コンセントへのアクセス
- 洗濯機と乾燥機の配置、水平調整、排水経路、振動を家具と壁へ伝えない空間
- 壁掛けテレビの高さと補強と配線整理、浄水器と生ごみ処理機の給排水
見積書で確認すること
配送とは別に、各家電の接続、壁固定、養生、梱包回収を確認します。
- 搬入人員、揚重設備、経路計画、床と扉枠の養生が含まれていますか。
- 冷蔵庫と洗濯家電の水平調整、給排水接続、初期試験が含まれていますか。
- テレビ金具、壁補強の確認、構造体固定、隠蔽配線、周辺機器整理が含まれていますか。
- 浄水器と生ごみ処理機の接続、通水、梱包回収、設置中の傷確認が含まれていますか。
搬入経路、家電位置、製品寸法、設置見積があれば、搬入、使用余地、設備条件を一緒に確認できます。
現場で確認する順序
搬入前に経路を空けて養生し、据え付け後は日常の動作で製品ごとに試します。
- 家電寸法・動線確認完了

梱包寸法で玄関、廊下、エレベーターから設置位置まで通るかを確認し、床と扉枠を切れなく養生します。各設置位置でコンセントと給排水を確認し、冷蔵庫の扉と引き出し、洗濯室扉が動く範囲を表示します。 - キッチン・洗濯家電据え付け完了

冷蔵庫と衣類ケア家電は通風と扉余地を残します。洗濯機と乾燥機は揺れないよう脚を調整し、ホースを折らず、抜けないように接続します。奥へ押す間も電源線とホースが背面で挟まらないかを見ます。 - TV・浄水器・初期テスト・整理完了

テレビ金具を補強部か構造体へ固定し、画面を掛けて水平と揺れを確認します。浄水器と生ごみ処理機は水を流しながら接続部を見ます。すべての家電の電源、扉、音、振動を試し、床の傷を確認して梱包を片付けます。
不具合が起きやすい場所

- 壁へ当たり続ける冷蔵庫扉 本体が入っても扉の回転余地が足りないと、ヒンジへ繰り返し力が掛かり、内部引き出しも外せません。
- 構造支持のないテレビ金具 石こうボードだけへ固定する場合や予定した補強を外す場合、大きな画面の重さで金具が傾き、脱落することがあります。
- 搬入経路に残る床の傷 重い家電を引きずる場合や車輪下に砂と工事残材がある場合、完成した木床へ長い傷とへこみが残ります。
- 浄水器下で見えずに続く漏水 通水中に給水接続を確認しないと、小さな水滴がシンク収納と床材を濡らし、膨れとカビにつながります。
設置当日の通電だけで引き渡さないでください。冷蔵庫温度は安定後、洗濯機の水平と排水は最初の運転後、浄水器接続は翌日にもう一度確認します。
型番と製造番号、搬入前の仕上げ、壁補強とアンカー、給排水接続、水平調整、初期試験動画、説明書、保証書を製品ごとにまとめます。
工期と残す記録
目安は約4〜8時間で、製品数、搬入条件、壁掛け、給排水作業によって変わります。複数業者が同日に来る場合は、作業順と梱包置場を先に決めます。
搬入前後の床と扉枠、家電位置と扉動作、壁固定、給排水、初期試験、説明書、保証書を保管してください。
家電は完成した家具と床の上へ入ります。冷蔵庫収納、ビルトイン製品、床養生を見てから搬入順を決めてください。