この工事で行うこと
食器洗い機、IHヒーター、オーブンをキッチン収納とカウンターに用意した開口へ納め、電源、給水、排水、通風、固定を完成させます。開口へ入るだけでは不十分です。扉と化粧面をそろえ、ホースを折らず、熱を逃がし、重いオーブン扉を開けても本体が前へ出ない状態にします。

検討したいケース
キッチン収納とカウンターの設置後に行います。家具図面を承認する前に家電型番を決めてください。製作後に製品を変えると、開口の幅と奥行き、カウンター穴、電気容量、給排水位置が合わないことがあります。
家具製作前に決めること
外から見える寸法ではなく、各メーカーの設置図を基準にします。
- 食器洗い機とオーブンの本体寸法と扉動作、面材付き製品のパネル寸法と段差
- IHヒーターの開口寸法と下部通風、専用回路容量、直結かプラグか
- 食器洗い機の止水栓と排水経路、高い位置でのループ、後から見られる接続位置
- オーブンの放熱間隔と固定位置、引き出し、取っ手、幅木との干渉
見積書で確認すること
家具とカウンターの調整、電気、給排水を誰が担当するかを明確にします。
- 各製品の設置図を収納開口と面材へ照合する作業が含まれていますか。
- IHヒーターの穴加工、専用電源、接地、ブレーカー確認が含まれていますか。
- 食器洗い機の止水栓と排水、高い位置でのループ、全行程の試運転が含まれていますか。
- オーブンの通風、指定ねじ固定、すべての製品の動作と扉確認が含まれていますか。
収納とカウンターの写真、家電型番と設置図、見積書があれば、寸法、電源、給排水条件を一緒に確認できます。
現場で確認する順序
製品を開梱する前に完成開口を測り、接続部が見える状態で試験します。
- 製品寸法・設備条件確認完了

各家電の本体と必要設置寸法を収納開口とカウンター穴へ照合します。食器洗い機ホースの経路、IHヒーター専用電源、オーブン背面の通風を見て、すべての扉を開き、周囲の収納と取っ手へ当たらないかも確認します。 - 家電据え付け・電源接続完了

食器洗い機はホースを潰さずに入れ、脚で水平と面材段差を調整します。IHヒーターをカウンターへ無理なく納め、接地された専用回路へ接続します。オーブンは背面線を挟まず、指定箇所をねじで固定します。 - 試運転・漏水検査完了

食器洗い機を一行程動かし、給排水接続と収納底を見て漏れを確認します。IHヒーターのすべての加熱部と操作、オーブン電源と扉を試します。短時間の加熱後も、周囲収納に異常な熱、臭い、動きがないかを見ます。
不具合が起きやすい場所

- 食器洗い機下にたまる水 給水接続が緩い場合や排水ホースが低く折れる場合、閉じた収納内で漏れや逆流が起き、見える前に板が膨らみます。
- 動かない、またはブレーカーが落ちるIHヒーター 製品容量に合う専用回路と接地を確認せず接続すると、配線が過熱し、故障や保護装置の反復動作につながります。
- 扉と一緒に前へ出るオーブン 固定ねじがない場合や家具側の固定部が弱い場合、重い扉を開くと本体が開口から引き出されます。
設置後は多くの接続部が隠れます。食器洗い機の試運転中はシンク下を開け、IHヒーターとオーブンの電源、通風、固定を確認してから家具仕上げを閉じてください。
製品型番と設置図、収納開口とカウンター穴、ブレーカーと接地、給排水接続、固定ねじ、試運転結果を記録します。
工期と残す記録
目安は約2〜4時間です。開口やカウンター穴が合わない場合、製品を押し込んだり現場で無計画に切ったりせず、家電図面と家具図面を照合して修正担当を決めます。
型番と製造番号、設置図、電気と給排水の写真、面材段差、扉余地、試運転結果、保証書をまとめて保管してください。
ビルトイン家電は、収納開口、カウンター穴、給排水位置が搬入前に確定している必要があります。