どんな床材か
LVTはLuxury Vinyl Tileの略称です。韓国の現場では、デコタイルという名前で呼ばれることが多い床材です。PVC系の弾性床材をタイルやプランクの形で敷くため、木目、石目、テラゾー、コンクリート調の柄をモジュール単位で計画できます。
ロールシート床材は大きなシートを部屋に合わせて切って貼ります。LVT・デコタイルは小さなピースを並べるため、目地の位置、柄の向き、端部の切り方、サイズ感が仕上がりに出やすくなります。600mm角、木目プランク、500mm角ルーズレイでは、同じ色でも床の見え方が変わります。
向いている場所
リビング、寝室、廊下、賃貸住宅の改装、店舗、オフィスのように、柄の選択、交換性、工事範囲を一緒に見たい場所で検討しやすい床材です。住宅向け製品は住まいでの使いやすさや重ね張り条件を前に出すことがあり、商業向け製品は表面層、寸法、耐摩耗表現、施工方法を詳しく示すことがあります。
浴室、バルコニー、ランドリーのように水がたまる場所は、別の防水・排水判断が必要です。キッチンまわりで使う場合も、目地、端部、接着剤、幅木、下地の湿気条件を確認してから選びます。
構造と施工方法を見る
公式製品の例を見ると、3mm製品、5mmのルーズレイ製品、角タイル、木目プランクなど、厚みとサイズは製品ごとに異なります。構造も、表面処理層、保護フィルム層、デザイン層、ベース層、バランス層、寸法安定層、専用接着剤など、製品ごとの説明になります。
施工方法も同じではありません。接着式は下地と接着剤の相性が重要です。クリック式やグルーレス製品では、連結部、ドア下の高さ、端部処理を確認します。ルーズレイ製品でも、下地条件、外周部の納まり、製品ガイドの確認が必要です。
見積もり前に確認すること
最初に既存の床を確認します。既存床がしっかり固定され、製品が認める条件に合う場合は重ね張りを検討できます。膨れ、浮き、湿気、腐食、破損がある床では、先に補修や撤去を考えます。コンクリートや下地調整面では、乾燥、平滑さ、ほこり、汚れ、古い接着剤、ひびを確認します。
見積もりには、撤去範囲、下地補修、接着剤、ドア下の調整、幅木、柄の向き、ロス率、部分交換の方法を入れます。床暖房のある場所では、製品ごとの使用条件、施工温度、なじませ時間、養生条件を確認します。傷、摩耗、低VOC、抗菌、帯電防止、環境配慮の表現は、製品ごとの試験や認証で比べます。
手入れと不具合の注意点
一部の製品では、傷んだピースだけを交換できる場合があります。ただし、製品の在庫、ロット差、柄の向き、接着剤、周辺の納まりによって、交換跡が見えることがあります。
不具合は、見えている表面より下地や端部から始まることが多いです。湿気、凹凸、古い接着剤、平滑さ不足、ドアとの干渉、床暖房条件の未確認があると、浮き、すき間、段差、下地の写り、端部の汚れにつながります。サンプル、公式仕様、実際の下地を一緒に確認してから選ぶと判断しやすくなります。
