耐火石膏ボードは、火が広がるのを一定時間抑える壁をつくるときに使う石こうボードです。ただし、性能は一枚のボードだけで決まるものではありません。ボードの種類と厚さ、重ねる枚数、壁の骨組み、固定方法、継ぎ目、開口部まで、認定された壁全体の構成と同じかを確認します。

ボードではなく、壁全体で性能を確かめる
防火区画や耐火壁に必要な性能が決まり、設計図と認定書にある壁のつくりを現場で再現できる場合に使います。
- 防火区画や耐火壁に必要な時間と壁の位置が、設計図で決まっている
- ボード、骨組み、固定、継ぎ目を認定書と照らし合わせられる
- 扉、設備、配管が壁を通る場所まで、施工前に確認できる
ボードの名前や厚さ、商品ページの時間だけで壁の性能を決めようとしている場合は、先に設計者へ確認します。
- 必要な性能と、採用する壁全体の構成が決まっていない
- 一枚の厚さや商品ページの時間を、そのまま完成した壁の性能だと考えている
- 扉、配管、コンセント、天井との接続部を確認する図面や資料がない
INBOTからの問いかけ
時間の数字より先に見る四つのこと
同じ耐火石膏ボードでも、壁のつくりが変われば認定の範囲から外れることがあります。製品と壁全体の資料を並べて確認します。
- どの壁に、どれだけの性能が必要ですか?
- 防火区画の位置と必要な時間を設計図で確認します。法令への適合は製品名から推測せず、設計者が指定した認定番号と壁の構成で判断します。
- 認定書と同じつくりですか?
- ボードの製品名、厚さ、重ねる枚数、骨組みの種類と間隔、ねじの位置、継ぎ目の処理を一つずつ照らし合わせます。似た製品への変更も、承認を受けてから行います。
- 壁を通るものはありますか?
- 扉、点検口、配管、配線、コンセントの箱は壁の弱点になり得ます。まわりを何で塞ぎ、どの部材で固定するかを認定資料と図面で確認します。
- 湿気や音への配慮も必要ですか?
- 耐火という名前だけで耐水や遮音、断熱まで満たすとは限りません。浴室側や寝室側など、追加の条件がある面は別の資料で確かめます。
INBOTからの問いかけ
実際の製品を見る
メーカー公式ページで確認した製品例です。厚みや名称だけで選ばず、選ぶ製品が記載された壁・天井全体の構成と認定資料を確認してください。
6件中 1–6件
| 市場 | 製品 | 製品の概要 | 公式ページ |
|---|---|---|---|
| 韓国 | Knauf방화석고보드 12.5mm | 厚さ12.5mmの耐火せっこうボードです。板単体の名称ではなく、この製品を含む認定壁構成と必要時間を確認します。 | 開く |
| 韓国 | Knauf방화석고보드 15mm | 厚さ15mmで、別の耐火構造認定範囲を持つ製品です。12.5mm品と同じ枚数・留め方とは限りません。 | 開く |
| 日本 | 吉野石膏タイガーボード・タイプZ | 芯材を補強した強化せっこうボードで、複数の厚みがあります。選ぶ厚みが認定された壁・天井構成に含まれるか確認します。 | 開く |
| 日本 | 吉野石膏タイガーボード・タイプZ-WR | 強化せっこうボードに防水性・防カビ性を加えた製品です。通常のタイプZとは使用部位と認定番号を分けて確認します。 | 開く |
| 米国 | USGSheetrock® Brand Firecode® C Panels | 試験済みの壁・天井構成で指定して使う強化せっこうパネルです。厚みとUSG・ULの構成番号を照合します。 | 開く |
| 米国 | Gold BondFire-Shield® Gypsum Board | 約16mm厚のタイプX耐火せっこうボードです。必要性能は板単体ではなく、認定された壁・天井構成で確認します。 | 開く |
厚さ12.5mmの耐火せっこうボードです。板単体の名称ではなく、この製品を含む認定壁構成と必要時間を確認します。
厚さ15mmで、別の耐火構造認定範囲を持つ製品です。12.5mm品と同じ枚数・留め方とは限りません。
芯材を補強した強化せっこうボードで、複数の厚みがあります。選ぶ厚みが認定された壁・天井構成に含まれるか確認します。
強化せっこうボードに防水性・防カビ性を加えた製品です。通常のタイプZとは使用部位と認定番号を分けて確認します。
試験済みの壁・天井構成で指定して使う強化せっこうパネルです。厚みとUSG・ULの構成番号を照合します。
約16mm厚のタイプX耐火せっこうボードです。必要性能は板単体ではなく、認定された壁・天井構成で確認します。
公式ページ確認日 2026-08-24 · 価格と取扱状況はリンク先で再確認してください。
INBOTからの問いかけ
隠れる前に、壁の中まで記録する
完成後にはボードの枚数や固定が見えません。見積書、図面、施工中の写真で、認定された構成を確認できる状態にします。
- 壁の位置、必要な性能、認定番号、参照する最新資料を図面と見積書に記載します。
- ボードの正確な製品名、厚さ、寸法、枚数、骨組み、ねじ、継ぎ目の材料と施工方法を残します。
- 扉、配管、配線、点検口、天井と床に接する部分をどう仕上げるか、施工前に図面で確認します。
- ボードを張る途中と、貫通部を塞いだ後の写真を残し、別製品への変更は設計者の承認を受けます。
石こうボードや間仕切り壁の施工手順を見たり、ほかの素材と比べたりすることもできます。
INBOTからの問いかけ
穴あけや交換も、壁の性能に関わる
完成後に設備を追加したり、傷んだボードを交換したりするときも、認定された構成を崩さないことが大切です。
- 新しい配管、配線、棚の固定で壁に穴を開ける前に、必要な塞ぎ方と補強を確認します。
- 水濡れ、ひび、強い衝撃があった場所は、表面だけでなく内側のボードと固定部まで点検します。
- 補修や製品変更の記録に、認定番号、製品名、厚さ、施工写真を添えて保管します。
INBOTからの問いかけ