ウッドベンチとフックで物を受け止めるナチュラルな玄関
玄関 (Natural)
マットなグレータイルの上に、ウッドベンチ収納、壁掛けフック、バスケットを置いた玄関です。靴を履く場所やバッグを掛ける場所を入口に作り、ガラス引き戸の先に続くキッチンへの動線は空けています。
色構成
まず、この空間を形づくる色の組み合わせから整理します。
基調色#E2DED5
補助色#B88B57
差し色#D0A574
ムード
全体の雰囲気は、次の言葉で表せます。
ナチュラルあたたかい整然
空間プロファイル
家具の配置、光、動線は次のように構成されています。
- 空間キッチンへ続くナチュラルな玄関
- 配置軸左壁のベンチとフックからガラス間仕切りを通ってキッチンへ進み、右側は空けておく
- 視線の中心編みかごを一つ収めた低いオークベンチと、その上に並ぶ小さな木のフック
- 光天井端とガラス枠の暖色ライン照明が、玄関から室内へ視線を導く
- 主な面ウォームアイボリーの壁、グレーの玄関タイル、オークのベンチとフック、オーク床、編みかご、ガラス引戸
- 家具密度低密度。ベンチ、フック、かごだけを壁に置き、高い収納や飾り棚は足さない
- 動線・余白靴を替える幅、扉の開閉、キッチンへ直進するガラス沿いの動線をベンチから分ける
再現の要点
似た雰囲気をつくるときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- グレーのタイルを一段のオーク床で明確に切り替え、靴を脱ぐ場所、座る場所、室内動線をつなぎながら分ける。
- 座る場所と少量の隠す収納を兼ねる低いベンチを使い、靴替えとバッグの一時置きを同じ壁で受け止める。
- 毎日使うコートとバッグに足りる数だけ小さなフックを並べ、玄関を見せるクローゼットにしない。
- ガラス間仕切りとその先の廊下を視覚的に空け、キッチン側の奥行きと昼光を玄関へ借りる。
- 天井または枠の端に暖色の連続光を置き、小さな玄関を明るくしすぎず木のルートをつなぐ。
自宅への取り入れ方
ご自身の空間に取り入れる際の条件と、この雰囲気をつくる素材もまとめています。
- 確認する条件
- タイルと木床の段差で足を取られたり、濡れた靴で滑ったりする。
- 調整の方向
- 歩行方向に合わせて段差の高さ、鼻先、滑り止め、見分けやすさを決める。
- 確認する条件
- 座った人やベンチ扉が玄関の通路を塞ぐ。
- 調整の方向
- ベンチの奥行き、扉の開閉、靴替えの幅を実測して位置を決める。
- 確認する条件
- コートやバッグを一度に多く掛ける。
- 調整の方向
- 壁の補強、フックごとの荷重を決め、季節物の重い荷物は閉じた収納へ移す。
- 確認する条件
- ガラス引戸やレールがキッチンへの通路を狭める。
- 調整の方向
- パネルの引き込み、取っ手の余白、通過線をベンチやかごの張り出しから離す。
ムードボード
この雰囲気をつくる素材と仕上げを、部位ごとに整理しました。
グレーの玄関タイル
- 素材の種類
- 磁器タイル
- 色・トーン
- ウォームグレー #D5D0C7
- 質感・仕上げ
- 細かなマット滑り止め
- 役割
- 木の段差手前で靴替えの領域をつくる。
- 確認すること
- 濡れた足の滑り、目地、段差端、扉下の干渉を確認する。
低いオークベンチとかご
- 素材の種類
- オーク家具・編み収納
- 色・トーン
- 明るいオーク #B88B57
- 質感・仕上げ
- 木目の見えるマット面と編み目
- 役割
- 壁を埋めずに座る場所と一時置き場をつくる。
- 確認すること
- 座面高さ、かごの荷重、角の丸み、下段への出し入れを確認する。
小さなオークフック
- 素材の種類
- オークフック金物
- 色・トーン
- ハニーオーク #A97948
- 質感・仕上げ
- 丸い木製ペグ・低光沢
- 役割
- 到着時に使う物だけを床から上げる。
- 確認すること
- 壁固定、肩幅、荷重、扉の開閉を確認する。
ガラス引戸の間仕切り
- 素材の種類
- ガラス・引戸金物
- 色・トーン
- 透明ガラスとウォームグレー枠
- 質感・仕上げ
- 細い枠の透明ガラス
- 役割
- キッチン側の奥行きと光を玄関へ借りる。
- 確認すること
- レール、取っ手の余白、安全ガラス、引き込みを確認する。
暖色の端部照明
- 素材の種類
- 連続LED照明
- 色・トーン
- ウォームホワイト #D0A574
- 質感・仕上げ
- 拡散した連続ライン
- 役割
- 中央照明を強くせずベンチ壁と室内をつなぐ。
- 確認すること
- 眩しさ、発熱、調光、交換性、スイッチ分けを確認する。
この雰囲気をつくる材料と施工方法もまとめました。気になる項目を選ぶと、百科の詳しい内容を続けて確認できます。
似た雰囲気を比べたいときは、下の空間も見てみましょう。色や家具の組み合わせの違いを確認できます。





