暖かいトーンでまとめたウォームミニマルなリビング
リビング (Minimal)
アプリコット色の塗り壁暖炉と低いクリームソファを中心に、キッチン開口部とバルコニーの引き戸の間を生活動線として空けたウォームミニマルなリビング。
色構成
まず、この空間を形づくる色の組み合わせから整理します。
基調色#E9E2D8
補助色#C79062
差し色#D8C6A9
ムード
全体の雰囲気は、次の言葉で表せます。
あたたかい居心地がよいミニマル
空間プロファイル
家具の配置、光、動線は次のように構成されています。
- 空間キッチンとバルコニーの間のウォームミニマルリビング
- 配置軸二つの低いソファをピーチ色の暖炉壁へ向け、左のキッチンと右のバルコニーへ抜ける端を空ける
- 視線の中心細い棚とライン状の電気暖炉を組み込んだピーチ色の左官壁
- 光バルコニーの柔らかな昼光に上部のウォッシュ照明と紙シェードのフロアランプを重ねる
- 主な面ウォームアイボリー壁・天井、ピーチ左官の暖炉壁、ハニーオーク床、淡いマット石テーブル、クリームのソファ、シアー、バルコニーのグリーン
- 家具密度低密度。二人掛けソファ二台、丸テーブル一台、ランプ一台で両端を閉じない
- 動線・余白キッチン開口からバルコニー引戸まで段差のない端部動線と、丸テーブル周りの回転余白を残す
再現の要点
似た雰囲気をつくるときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- 広い左官壁を一つの暖色にし、細い棚と暖炉を組み込んで装飾の山ではなく建築の中心にする。
- 低いソファ二台を壁と互いに向け、暖炉の前を自然に会話が始まる場所にする。
- 二台の間に低い丸い石テーブルを置き、直線的な壁をやわらげながら両側から手が届くようにする。
- キッチンとバルコニー側に背の高い家具を置かず、暖かな中心が隣室の奥行きと昼光を借りられるようにする。
- 拡散昼光、壁のウォッシュ、低い紙ランプを重ね、電気暖炉は安全条件を守りながら距離ごとの光を分ける。
自宅への取り入れ方
ご自身の空間に取り入れる際の条件と、この雰囲気をつくる素材もまとめています。
- 確認する条件
- 熱、配線、布張り家具が電気暖炉へ近づきすぎる。
- 調整の方向
- 機器の離隔と点検条件を守り、布と飾りを安全範囲の外に置く。
- 確認する条件
- 丸テーブルがキッチンとバルコニーの通路を狭める。
- 調整の方向
- 直径を小さくするかソファを引き、段差のない通路を守る。
- 確認する条件
- ソファ間が狭く、人が入りにくい。
- 調整の方向
- 座面奥行きと中央の手の届く距離を同時に決め、端部の動線を残す。
- 確認する条件
- ウォッシュや紙ランプがソファやガラスへ眩しく入る。
- 調整の方向
- 各光を別々に拡散・調光し、ランプをバルコニーの視線から外す。
ムードボード
この雰囲気をつくる素材と仕上げを、部位ごとに整理しました。
ピーチ左官の暖炉壁
- 素材の種類
- ライム左官・電気暖炉まわり
- 色・トーン
- ソフトピーチ #C79062
- 質感・仕上げ
- 手塗りのマット面
- 役割
- 会話の部屋に一つの暖かな建築軸をつくる。
- 確認すること
- 左官の補修、棚固定、機器通気、熱の離隔を確認する。
クリームのブークレソファ
- 素材の種類
- ブークレ張り地
- 色・トーン
- クリーム #DED5C8
- 質感・仕上げ
- やわらかなループ織り・マット
- 役割
- 暖炉壁の前に向かい合う人のスケールをつくる。
- 確認すること
- 掃除、縫い目、クッションの復元、中央余白を確認する。
淡い石の丸テーブル
- 素材の種類
- マット石の小テーブル
- 色・トーン
- 淡いトラバーチン #D8C6A9
- 質感・仕上げ
- 素直なマット石と丸い端
- 役割
- 暖炉壁と競合せず、二つのソファをつなぐ。
- 確認すること
- 重量、転倒、角の丸み、歩行余白を確認する。
ハニーオーク床
- 素材の種類
- 複合オークフローリング
- 色・トーン
- ハニーオーク #B8844F
- 質感・仕上げ
- 長い木目・低光沢
- 役割
- 開いた端部の動線へ暖炉壁の温度を運ぶ。
- 確認すること
- 段差、傷、熱、ソファ周りの水分手入れを確認する。
シアー・ウォッシュ・紙ランプ
- 素材の種類
- シアー・重ねLED照明
- 色・トーン
- ウォームアイボリー #E3D5BB
- 質感・仕上げ
- 拡散布と柔らかな重ね光
- 役割
- 昼光、壁の奥行き、近い夜の心地よさを分けて整える。
- 確認すること
- 眩しさ、調光、配線、カーテン、ランプの安定を確認する。
似た雰囲気を比べたいときは、下の空間も見てみましょう。色や家具の組み合わせの違いを確認できます。





