アイボリーの石目タイルでつくるスパ感のある浴室
浴室 (Resort)
アイボリーの石目タイル、大きな半透明窓下の長方形浴槽、ガラスシャワーを備えた集合住宅の浴室。
色構成
まず、この空間を形づくる色の組み合わせから整理します。
基調色#E7DFD0
補助色#B96F52
差し色#A77B42
ムード
全体の雰囲気は、次の言葉で表せます。
リゾート温かい上質落ち着き
空間プロファイル
家具の配置、光、動線は次のように構成されています。
- 空間浴槽を備えた集合住宅のメイン浴室
- 配置軸入口から後方の大きな半透明窓下の浴槽へ向かう短い奥行き軸
- 視線の中心大きな半透明窓下のアイボリー石目浴槽とブラス壁付け水栓
- 光の条件後方半透明窓の拡散光、浴槽背面の間接光、ミラー両脇の電球色壁灯
- 主な表面アイボリー石目ポーセリン、マットテラコッタ天井・上部壁、ブラッシュドブラス、木製下部棚
- 設備密度固定設備、小さな植物、タオルのみで中央床を空けた低密度
- 動線の余白ドアから浴槽へ向けて約800mmの連続した中央歩行部を確保する。
再現の要点
似た雰囲気をつくるときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- 後方の大きな半透明窓の真下に、後壁で完全に支持された低い長方形浴槽を設ける。
- 壁・床・浴槽エプロン・洗面台に、細かな石目をもつ温かなアイボリー仕上げを連続させる。
- 右壁に奥行きのある長いアイボリー一体型洗面台を置き、下部に薄い木製オープン棚を設ける。上部には縦長アーチミラーと両脇の壁灯を置く。
- 左のシャワーは最小限のフレームの透明ガラスと床の線状排水で区切り、浴槽を見せる。
- 半透明窓の拡散光を基本に、浴槽背面の照明とミラー両脇の低い電球色ブラス壁灯を重ねる。
自宅への取り入れ方
ご自身の空間に取り入れる際の条件と、この雰囲気をつくる素材もまとめています。
- 確認する条件
- 浴室幅が1.8m未満
- 調整の方向
- 浴槽を約1400mmにし、奥行き450~500mmの一体型洗面台にする。
- 確認する条件
- 内側浴室で後方窓を設けられない
- 調整の方向
- 浴槽上に防湿仕様の半透明パネルと隠しバックライトを設ける。
- 確認する条件
- 浴槽とシャワーを分ける面積が不足
- 調整の方向
- 浴槽の一端に天井シャワーを設け、跳ね水防止だけの折りたたみガラスを使う。
- 確認する条件
- タオルと洗面用品の収納がさらに必要
- 調整の方向
- 洗面台下に薄いオープン棚または閉じた引き出しを追加し、便器後ろの壁上部に奥行き150mmの閉じた収納を設ける。
ムードボード
この雰囲気をつくる素材と仕上げを、部位ごとに整理しました。
壁・床・浴槽エプロン・洗面台
- 素材の種類
- ポーセリンタイルと石調仕上げ
- 色・トーン
- 暖かいアイボリーと淡いグレーの石目
- 質感・仕上げ
- マット、細かな石肌
- 役割
- 浴室全体を一つのスパシェルとしてまとめる。
- 確認すること
- 広い面では強い柄ではなく、細い自然な石目が続くものを選ぶ。
後方の浴槽ゾーン
- 素材の種類
- 人工大理石浴槽
- 色・トーン
- 柔らかなクリームアイボリー
- 質感・仕上げ
- サテンマット
- 役割
- 入浴機能とスパらしさを一目で伝える。
- 確認すること
- 大人が使える深さ、後壁の支持、浴槽前のアクセス余地を確保する。
天井・後方窓上部壁
- 素材の種類
- 防湿塗装
- 色・トーン
- 落ち着いたテラコッタ
- 質感・仕上げ
- フラットマット
- 役割
- アイボリー石目の面に温かなリゾートの対比を加える。
- 確認すること
- 天井と窓上部だけに使い、アイボリータイルを主役に保つ。
水栓・ミラー照明
- 素材の種類
- ブラッシュドブラス
- 色・トーン
- 彩度を抑えたゴールドブラウン
- 質感・仕上げ
- ヘアラインマット
- 役割
- 浴槽、シャワー、洗面をつなぐ少量の温かなアクセント。
- 確認すること
- 水栓、壁灯フレーム、小さなアクセサリーだけに同じ仕上げを繰り返す。
左のシャワー区画
- 素材の種類
- 透明強化ガラス
- 色・トーン
- 淡いクールグレーの透明感
- 質感・仕上げ
- 最小限のフレーム
- 役割
- 濡れる区画を分けながら、浴槽と窓への視線を通す。
- 確認すること
- 線状排水の内側に置き、中央歩行部と浴槽へのアクセスを塞がないことを確認する。
似た雰囲気を比べたいときは、下の空間も見てみましょう。色や家具の組み合わせの違いを確認できます。





