アッシュウッドとクールグレージュが調和するリビング
リビング (Natural)
グレージュの塗り壁調の壁と天井、明るいアッシュ調の書棚・ベンチ・家具が、寝室廊下とバルコニーの間に会話中心のリビングをつくる。
色構成
まず、この空間を形づくる色の組み合わせから整理します。
基調色#93897C
補助色#B79A70
差し色#59604B
ムード
全体の雰囲気は、次の言葉で表せます。
ナチュラル穏やかやわらかい
空間プロファイル
家具の配置、光、動線は次のように構成されています。
- 空間都市型マンションの独立したリビング
- 配置軸左の寝室側の開いた廊下と右のバルコニースライダーの間に会話のグループを置く。
- 視線の中心紙のペンダントの下で円形のアッシュテーブルを囲む二脚のアッシュフレームチェア。
- 光シアー越しの柔らかなバルコニーの昼光を、ペンダントと本棚の小さな読書灯が補う。
- 主な面暖かなグレージュの左官壁と天井、淡いアッシュの床と造作、アイボリーの織りラグ。
- 家具密度低い。ソファ、ラウンジチェア二脚、円形テーブル、本棚ベンチだけを主な家具にする。
- 動線・余白寝室の入口とソファ脇を空け、リビングからバルコニーへの通路を読みやすく保つ。
再現の要点
似た雰囲気をつくるときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- グレージュのソファと二脚のアッシュフレームチェアを円形テーブルへ向け、画面ではなく会話を中心にする。
- 背の高いオープン本棚に低いクッションベンチと閉じた収納を組み合わせ、一面を役立つ壁にする。
- 壁と天井をマットな暖色グレージュの左官質感にし、淡いアッシュ材の静かな背景にする。
- 寝室の入口とソファ脇の通路には家具を置かず、プライベート側への境界と通行を読みやすく保つ。
- バルコニーの引戸にオフホワイトのシアーを掛け、テーブルの上に丸い紙のペンダントを置き、本棚には小さな読書灯を加える。
自宅への取り入れ方
ご自身の空間に取り入れる際の条件と、この雰囲気をつくる素材もまとめています。
- 確認する条件
- ソファと二脚のチェアを無理なく置けない。
- 調整の方向
- 窓側のチェアをベンチに替え、円形テーブルを直径約650mmまで小さくする。
- 確認する条件
- 家庭にテレビ視聴も必要。
- 調整の方向
- 本棚収納の端に小型画面を置くが、会話の中心軸からは外す。
- 確認する条件
- バルコニーからの昼光が少ない。
- 調整の方向
- 眩しさを抑えた本棚灯を足し、拡散する紙ペンダントを夜の補助光にする。
- 確認する条件
- 左官仕上げの施工が難しい。
- 調整の方向
- 細かな質感の暖色グレージュ壁紙または塗装で、同じ広い低コントラスト面をつくる。
ムードボード
この雰囲気をつくる素材と仕上げを、部位ごとに整理しました。
グレージュの左官シェル
- 素材の種類
- 微細な鉱物左官仕上げ
- 色・トーン
- 暖かなグレージュ #93897C
- 質感・仕上げ
- 柔らかなマット質感
- 役割
- 木と布を読みやすくする静かな外皮をつくる。
- 確認すること
- 斜光での質感、補修性、壁と天井の連続を確認する。
オープン本棚とベンチ
- 素材の種類
- アッシュ突板造作
- 色・トーン
- 淡いアッシュ #B79A70
- 質感・仕上げ
- マットな直線木目
- 役割
- 収納を建築的に見せながら壁を軽く保つ。
- 確認すること
- 棚のスパン、荷重、転倒防止、ベンチの奥行きを確認する。
ソファ・チェア・ラグ
- 素材の種類
- 織り張地とウールラグ
- 色・トーン
- 柔らかなグレージュとアイボリー
- 質感・仕上げ
- ブークレと織りの凹凸
- 役割
- 使う場所で木と左官の硬さを和らげる。
- 確認すること
- 清掃性、摩耗、座面奥行き、ラグ端のずれを確認する。
丸いペンダント
- 素材の種類
- 紙シェード照明
- 色・トーン
- 暖かな紙のアイボリー
- 質感・仕上げ
- 拡散する半透明紙
- 役割
- 会話テーブルの上に柔らかな中心をつくる。
- 確認すること
- 眩しさ、吊り高さ、清掃、テーブルとのクリアランスを確認する。
クッションと小さな花器
- 素材の種類
- 織りのアクセント布と陶器
- 色・トーン
- 控えたモス #59604B
- 質感・仕上げ
- マットな布と陶器
- 役割
- ニュートラルな場に少量の有機的な生命感を加える。
- 確認すること
- 量を絞り、低彩度のまま穏やかさを保つ。
似た雰囲気を比べたいときは、下の空間も見てみましょう。色や家具の組み合わせの違いを確認できます。





