シーグリーンタイルとコーラルミラーのドライパウダールーム
パウダールーム (Resort)
江陵近郊の週末住宅で、ドレッシングスイートに横から続く一人用のドライパウダールーム。チークの洗面台、シーグリーンのタイル壁、丸いコーラルミラー、浅いリードガラス収納が向かい合う。
色構成
まず、この空間を形づくる色の組み合わせから整理します。
基調色#315F50
補助色#CDBB99
差し色#C94727
ムード
全体の雰囲気は、次の言葉で表せます。
リゾート温かみカラーアクセント
空間プロファイル
家具の配置、光、動線は次のように構成されています。
- 空間ドレッシングスイートに横からつながる一人用ドライパウダールーム
- 配置軸正面の洗面台壁に向かい、右側に浅い収納を置く短い身支度空間
- 視線の焦点深いシーグリーンタイル壁中央のコーラルフレーム丸鏡と洗面台
- 光環境タイル壁上部の暖色間接光と左のドレッシングスイートからの柔らかな自然光
- 主な表面深いシーグリーンの手仕事セラミックタイル、チーク、サンドベージュの細粒チップテラゾー
- 家具密度細身のチーク洗面台と浅い壁付けリードガラス収納だけを置く低密度構成
- 動線の余白洗面台と右側収納の間を空け、一人が立って収納を使える空間
再現の要点
似た雰囲気をつくるときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- 洗面ボウル、チークの下台、丸いコーラルミラーを正面タイル壁の中心軸上に正確にそろえる。
- 手仕事タイルは目地、両側の返し壁、上部照明の接点、洗面カウンターとの完成した接点を備えた室内壁として見せる。
- 洗面台の向かいにはシャワー仕切りではなく、浅いリードガラスのアクセサリー収納だけを設ける。
- コーラルは鏡フレームとリードガラス収納の引手だけに使い、壁・床・大きな家具面には広げない。
- 洗面台左側のすっきりした開口越しにドレッシング収納とベンチを見せ、床は同じ高さで連続させる。
自宅への取り入れ方
ご自身の空間に取り入れる際の条件と、この雰囲気をつくる素材もまとめています。
- 確認する条件
- 洗面台と対面壁の間が1.8m未満の場合
- 調整の方向
- 収納の奥行きを180〜220mmに抑え、洗面台前に750mm以上の有効寸法を確保する。
- 確認する条件
- ドレッシングスイートからの自然光が弱い場合
- 調整の方向
- 顔の影を抑えるため、タイル壁上部または鏡背面に拡散間接照明を入れる。
- 確認する条件
- 化粧品やアクセサリーの種類が多い場合
- 調整の方向
- オープン下部棚には頻繁に使う物だけを置き、残りはリードガラス収納内の浅い棚に整理する。
- 確認する条件
- 手仕事タイルを全面施工する予算が限られる場合
- 調整の方向
- 洗面台壁と必要な側面の返しだけをタイルにし、隣接壁は近い色調のマットな耐湿塗装で仕上げる。
- 確認する条件
- 水はねの手入れが気になる場合
- 調整の方向
- チークにはマットな耐水オイルを使い、洗面ボウル周囲に細いシリコン目地を残す。
ムードボード
この雰囲気をつくる素材と仕上げを、部位ごとに整理しました。
洗面台背面と両側の返し壁
- 素材の種類
- 手仕事の施釉セラミックタイル
- 色・トーン
- 深いシーグリーン
- 質感・仕上げ
- 控えめな釉薬の揺らぎと整った明るい目地
- 役割
- 鏡と洗面台を包む主背景
- 確認すること
- 角、側面の返し、目地、カウンター接点は完成した室内壁ディテールとして見えること。
洗面台上部
- 素材の種類
- マット塗装の金属フレーム
- 色・トーン
- 抑えたコーラルレッド
- 質感・仕上げ
- 滑らかな低光沢
- 役割
- タイル壁中央の丸い視線の焦点
- 確認すること
- コーラルの反復は丸いフレームと収納の引手だけに限定する。
洗面ボウル下部
- 素材の種類
- チーク突板と無垢材エッジ
- 色・トーン
- 中間的なチークブラウン
- 質感・仕上げ
- マットな耐水オイル仕上げ
- 役割
- 洗面ボウルの支持、引出し収納、オープン化粧品棚
- 確認すること
- 右側のオープン下部棚には低い落下防止縁を設け、ボウル下には実用的な収納奥行きを確保する。
右側の対面壁
- 素材の種類
- リードガラスと細い金属フレーム
- 色・トーン
- 半透明グレーグリーン
- 質感・仕上げ
- 縦溝のある半透明表面
- 役割
- 乾いたアクセサリーを隠す浅い壁付け収納
- 確認すること
- 床から天井までのシャワースクリーンにせず、壁付けの浅い収納扉だけに使う。
パウダールーム床と左のドレッシングスイート開口部
- 素材の種類
- 細粒チップテラゾー
- 色・トーン
- サンドベージュ
- 質感・仕上げ
- 低光沢の研磨表面
- 役割
- パウダールームとドレッシングスイートをつなぐ連続したドライ床
- 確認すること
- 左の開口部をまたいで同じ高さに連続させ、敷居、装飾的な見切り、追加の段差をつくらない。
似た雰囲気を比べたいときは、下の空間も見てみましょう。色や家具の組み合わせの違いを確認できます。


